フロストの年末。


 今年の仕事は28日までだった。26日頃に風邪をひき、楽しみにしていた忘年会も諦めて、なんとか年末の仕事をやり遂げる。そのうち古書往来座へ行って2018年度版の「名画座手帳」を買おうと思っていたが、叶わないうちに売り切れの報を聞く。残念。


 できれば29日に日帰りで京都に遊びに行きたいと思っていたが、体調不良の状態で行っても楽しめないのと、年末の帰省ラッシュで新幹線の座席が取れないだろうということでこちらも諦める。


 29日は家で体調回復に努めた。


 30日は体調も回復したので、一日大掃除。窓を全開にして動き回っていたが、暖かい陽射しが降り注ぎ、助かる。今年はこの為にケルヒャースチームクリーナーを購入した。窓、網戸、外壁、トイレ、台所、フローリングと至る所をスチームでクリーニングする。目新しさと面白さで飽きずに大掃除を終了できた。



 今日は、朝風呂でTBSラジオのラジオクラウドで「荻上チキ session22」の”池上彰さんと荻上チキが語り合う〜2017年ニュース対談”を聴く。今年のニュースを回顧する番組を大晦日に聴くのは気分的にしっくりくる。そのまま風呂掃除をしてから上がり、カビ防止のスモークを焚いて昨日から続いた大掃除を締めくくる。



 昼に駅前まで下りて行き、今日明日の食材を買い込む。本屋にも寄る。今年最後に買った本はこれ。


フロスト始末〈上〉 (創元推理文庫)


 この日記を読んでいただいている方の中には「あれ」と思う人もいるのでは。そう、今年の6月に買ったことをここに書いた本であるからだ。これまで読めずに来て、この暮れに読もうと楽しみにしていたのだが、なぜか下巻はあるが上巻が見当たらないのだ。この年末年始の休みを逃すとまた読むチャンスを失ってしまうと思い、泣く泣く上巻だけまた買ったというわけ。情けない。それでも読めないよりは読めた方がいい。愛読してきたシリーズの最終巻でもあるしね。自分だけ3巻本の特装版を買ったと思うことにしよう。


 帰宅して、TBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」一挙放送をTVで流しながら、年賀状を書く。毎年ギリギリになるのだが、今年はついに大晦日まで残ってしまった。「逃げ恥」が終わったので、毎年恒例の古今亭志ん朝「芝浜」を聴く。一種のファンタジーと言っていい噺なのだが、そのファンタジー感が大晦日にふさわしい。



 夕食はすき焼き。これが実家の大晦日の鉄則だったので、父母がいなくなってもひとりでそれを続けている。長ネギを炒め(本当は牛脂を使うのだが、無かったのでバターで代用)、そこに醤油・みりん・かつ節・砂糖で作った割り下を入れ、白菜・焼き豆腐・シラタキ・牛肉を煮る関東風だ。



 すき焼きを食べ終えて、テーブルにミカンを用意し、紅白歌合戦を見始める。加湿器のタンクのイオンカートリッジと浄水器クリンスイのカートリッジも新しいものに取り替えた。ドアの前に無印良品で買った正月飾りも掛けた。自分ができることは一通りやった。



 では、この日記をお読みいただいている皆さま、今年もありがとうございました。来年もマイペースで日記を続けていくつもりです。計画倒ればかりですが、これからもよろしくお願いいたします。