クーッとくるやろ?

またあたらしい一週間が始まった。やれやれ6割、さあ4割といった頭と体を職場へと運んでいく。ほぼそのような割合で物事が進み、8時半に退勤する。
今日職場で、立て替えていた経費が戻ってくる。大口とその他。大口は銀行口座入れるとして、その他はサイフへと収まる。その他の9800円はやはりいつものように消費されていくのだろうなと思いつつ、自分の中にそれを止める自分がいないことをうれしくも悲しくも感じる。
どう感じようと、結局は本屋に寄る。

  • 『WiLL』1月号
  • 『水声通信』12月号

いつもの雑誌と初めての雑誌。いつもの『WiLL』は、いつものように日垣隆向井透史W連載を楽しむ。「古書現世店番日記」でも触れられている向井さんに向けての日垣さんの遺言を読んで、その太っ腹に驚く。タダなんだ。
数号前から巻頭の“天地無用”のコラムは谷沢永一氏が書いているのではないかといくつかのブログで言及されているが、僕もやはりそうだと思う。だとすると、あの谷沢永一の文章の下にハルミン猫が住んでいることになるおかしさ。
『水声通信』は、水声社が最近出し始めた雑誌の第2号。創刊号は、手に取ったが僕には難しそうだったのでパスしたのだが、今号は特集“小島信夫を再読する”とあれば、もちろん買うしかないでしょう。巻頭の小島信夫氏による語り下ろしが「チェーホフを読みながら」というのもそそられるな。堀江敏幸さんが「大学の送迎バスに乗り遅れた小島信夫さんをめぐる随想」という文章を書いているのも興味深い。小島信夫堀江敏幸という組み合わせはちょっと新鮮な感じ。
その後、TSUTAYAへ。村上春樹意味がなければスイングはない」を読み続けるために、スガシカオのCDを借りる。3枚選ぶが、会員カードの更新と重なり1枚無料で借りられた。
帰宅して、スガシカオを聴きながら「スガシカオの柔らかなカオス」を読んだ。

SMILE

SMILE

CLOVER

CLOVER

スガシカオのよい聴き手とはとてもいえない僕にとって彼の音楽は初めて聴くに近いものである。そのためか、彼の曲に使われているリズムがちょっと変な感じに聴こえる。その変さが悪くない。これが「どや、兄ちゃん、よかったやろ?クーッとくるやろ?」という感じなのかと思う。
アマゾンからメール。この前、アマゾンで電子辞書を買ったサービスで2000円分の【Amazonギフト券】を送ってきたのだ。さて、これで本を買おうかCDを買おうかどうしようか。素直にうれしい。
こう振り返ってみるとまんざら悪い1日でもなかったかな。